GMO NIKKOは、7月27日、メタバース空間・デジタルツインを活用しビジネス課題を解決すべく、企業や自治体におけるメタバースでの事業拡大や新しい体験の提供をサポートする「GMOメタバース ラボ」を発足したことを発表した。

同ラボは、メタバース技術やブロックチェーン技術を活用した各種Web3サービスに関する調査・分析をするとともに、メタバースを活用したビジネスの立ち上げ・展開をサポートする各種ソリューションを提供するもの。メタバースにおけるビジネスを拡大し、企業の課題解決はもちろん、ユーザーへの新たな体験を提供することで、Web3時代の新たな文化を創成していく予定だという。

同ラボ発足の理由として、2022年6月に日本政府がWeb3活用を成長戦略の柱に据えるなど、Web3技術の普及・活用に向けた動きは国内でも加速しており、中でもメタバース空間上での商取引やNFTの活用に注目が集まっていることを背景に、店舗ビジネスを展開する企業や自治体などで、次世代の顧客接点や販売手法として活用する例が出始めてきていることがあるという。

同社は、これまでデジタルマーケティングを主とするインターネット広告事業を展開しており、2021年からはNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」の認定代理店を務め、さまざまなクリエイターや企業のWeb3分野へのビジネス進出・マーケティング活動に対する支援を継続して行なっているという。これら各事業の知見・ノウハウを組み合わせることで、メタバースという新たな空間において企業・消費者への新たな価値を提供すべく、同ラボを発足するに至ったという。

  • メタバースラボで解決できることのイメージ

今後「GMOメタバース ラボ」では、Web3時代における新たなマーケティング課題やビジネス課題の解決に向け、メタバース技術やブロックチェーン技術を活用したNFT等の各種Web3サービスに関する調査・分析を行うとともに、メタバース空間を活用した様々なビジネスの立ち上げをサポートする多様なサービスを展開していく方針だという。

提供されるサービスの例としては「メタバース空間上でのプロモーション企画」「メタバース空間の制作の企画・デザイン・ディレクション」「NFTを活用した企業・クリエイターへの支援活動」「店舗ビジネス向けのメタバースEC構築支援」「イベント企画事業者、地方自治体向けのメタバース空間を活用したマーケティング商品の開発」だという。

  • 提供するサービス