Microsoftは2022年2月に新しい「Windows メディア プレイヤー」アプリをリリースした。これは従来のWindows Media Player に代わってWindowsにおけるメディア再生アプリのメインストリームとなるもので、「Groove ミュージック」アプリをベースとしてモダンなデザインと機能を提供する。このメディアプレイヤーが、最新バージョンでCDのリッピングをサポートしたと、Betanewsが7月14日、「Media Player for Windows 11 now lets you rip CDs like it's 2002」において伝えている。

Windows メディアプレイヤーの前身であるGroove ミュージックアプリは、Microsoftが提供している音楽配信サービス「Groove ミュージック」用のクライアントアプリという性質が強いものだった。これに対してメディアプレイヤーではローカルのマルチメディアコンテンツ向けの機能強化に力が入れられており、3月のアップデートで音楽CDの再生にも対応した。

そして、2022年7月13日にリリースされたメディアプレイヤーの最新版(バージョン11.2206.30.0)では、再びCDリッピングがサポートされるようになり、インタフェースに「取り込み」ボタンが表示されている。

  • メディアプレイヤーアプリに[取り込み]ボタンが追加された

    メディアプレイヤーアプリに[取り込み]ボタンが追加された

取り込み形式としてはAAC、WMA、FLAC、そしてALACを、ビットレートは96kbps、128kbps、192kbps、256kbps、320kbpsをサポートしている。

  • メディア取り込みの設定項目

    メディア取り込みの設定項目

メディアプレーヤーのバージョン11.2206.30.0はWindows InsiderプログラムのDevチャネルに参加しているユーザ向けに配信されている。Microsoftでは同日に、メディアプレーヤーの他にも「映画 & テレビ」アプリや「カメラ」アプリなどのアップデートもDevチャネル向けにリリースしている。