グレープシティは7月13日、業務システム開発を支援するJavaScriptライブラリ「SpreadJS（スプレッドJS）」の新バージョン「15.1J」を7月27日にリリースすることを発表した。
SpreadJSは、WebアプリケーションでMicrosoft Excelに近いUI（User Interface）と機能性の実現を目指して開発されたJavaScriptライブラリだ。さまざまなExcel互換機能を備えるほか、TypeScriptでの開発や、Angular、React、Vue.jsをはじめとする主要JavaScriptフレームワークにも対応している。
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「SpreadJS」デモ画面の例
新バージョン「15.1J」では、SpreadJSの従来の機能やExcelに近い操作性を維持しながら、これまでよりもグリッドビューなデータ表示が可能だという新機能「テーブルシート」を追加した。同バージョンで新規に実装した「データマネージャー」と共に使用することで、今までのワークシートでは難しかったデータのグループ化表示や、任意の領域の折りたたみおよび展開、行/列のピン留めなどの表現が可能になったとのことだ。
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テーブルシート画面の例
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データマネージャーの概要図
そのほか、ピボットテーブルにおける日付データの絞り込みに便利な「タイムラインスライサー」、異なるワークブック上のデータを参照して計算する「クロスワークブック計算」、リボンコンテナにおけるカルチャサポートなど、20種以上の機能追加・機能強化を実施している。
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タイムラインスライサー
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クロスワークブック計算
SpreadJSは同製品を利用してアプリケーションを開発するために必要な「開発ライセンス」と、製品を使用して開発したアプリケーションを配布するために必要な「配布ライセンス」を提供する。
1年定額制のサブスクリプション方式で販売しており、初回費用は、1開発ライセンスが16万5000円、1配布ライセンス(1ドメイン)が66万円。2年目以降の更新価格は両ライセンスとも16万5000円。同製品を使用してソフトウェアを開発（コーディング、コンパイル、リンク、ビルド、デバッグなどの行為を含む）する際の特定の1人の開発者に対して必要となるライセンスだ。
