富士フイルムビジネスイノベーションジャパンは7月13日、2022年5月24日から提供を開始している中堅および中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するソリューション群「Bridge DX Library」(ブリッジ ディーエックス ライブラリー)について、ラインアップ数を計103種類まで拡大することを発表した。

Bridge DX Libraryは、DXの推進や生産性の向上など多くの企業が抱える経営課題の解決に向けたソリューションを、中堅・中小企業の課題に合わせて業種別、業務別に構成したサービスだ。働き方改革やセキュリティー強化、法制度対応など多くの企業が直面するDX課題の解決を支援する。当初は20種類のラインアップからサービス提供を開始した。

今回追加する主なソリューションは、建設業、製造業、医療機関、福祉サービスの4業種を対象としている。建設業向けには測量や品質管理情報といった工事情報の一元管理による施工管理の効率化を支援するソリューションを展開する。製造業向けには設計情報やCADデータなどの技術情報をマルウェアから保護するソリューションなどを展開する予定だ。また、既存の生産設備を生かしたIoT(Internet of Things:モノのインターネット)の実現にも寄与するとしている。

医療機関向けには、レセプト情報のチェックシステムによる査定率低減を支えるソリューションや、医療現場のWEB会議の質と効率を向上するソリューションなどを提供する。福祉サービス業向けとしてはランサムウェアからの保護と、契約業務の効率化を支援するソリューションを提供する。

また、業務課題の解決ソリューションとして、インボイス制度改正への対応と請求業務の効率化や、IT運用支援によるひとり情シスの課題克服などを支援する。