Sansanは7月7日、同社が提供するクラウド請求書受領サービス「Bill One」において、これまでオプション機能だった請求書発行機能を単体サービスとして提供開始すると発表した。ユーザーはBill Oneの請求書発行機能のみを契約することが可能になった。
Bill Oneは、紙やPDFなどで届く請求書をオンラインで受領・データ化するクラウド請求書受領サービス。2022年2月には、請求書の受領・発行共に同じサービスで管理したいというユーザーのニーズに応え、請求書受領サービスBill Oneのオプション機能として請求書発行機能を提供してきた。
同社は、2023年10月のインボイス制度の導入に伴い、多くの企業で「適格請求書」の発行が必要となること見込み、請求書発行機能単体でのサービス提供に至ったという。
ユーザーは請求書ファイルと送付先情報をBill One上にアップロードすることで、請求書を電子発行することができる。また、紙の請求書を希望する取引先に対しても、Bill One上で代理郵送の指示を出すことで、紙の請求書を発行することが可能。
請求書発行機能を利用することで、印刷・封入などの郵送作業が削減できる。また、請求書の確認状況を可視化することで、効率的な管理が実現できるほか、インボイス制度を見据えた業務フローも構築できる。現在、順次機能の拡充を進めているといい、適格請求書を作成・発行できる機能の開発にも着手しているとのこと。
同社は今後も、機能開発や関連サービスとの機能連携を積極的に進めるとのことだ。