TISインテックグループでビジネスコミュニケーションツールの提供を行うネクスウェイは7月5日、同社のSMS配信サービス「SMSLINK」導入企業アダストリアで、スタッフと顧客の連絡業務時間を80%削減することに成功したことを発表した。

  • 「SMSLINK」利用イメージ(同社資料より)

    「SMSLINK」利用イメージ(同社資料より)

「SMSLINK」は「宛先リストのアップロード」「メッセージの作成」「送信日時の設定」の3つのプロセスでPCやシステムから簡単にSMS配信を行えるサービス。今回、食品から衣類、美容グッズ、医療、住宅関連商品・サービスまで幅広いブランドを展開するアダストリアの23ブランド、国内約1300店舗で導入。結果として、顧客と店舗スタッフとの間で電話等で交わされる連絡業務時間が1カ月あたり電話で251.6時間から50.3時間に削減、1店舗あたり年間電話で14.8時間から2.9時間に縮小しトータルで約80%の連絡業務時間の削減に成功している。

同社はこの効果について、繋がらない場合の再架電、連絡が不通だった場合のスタッフへの引継ぎなどの問題点がSMSによって解決されたことを指摘。店舗スタッフの心理的負担の軽減にも役立っているという。到達率の高さから注目されているSMS配信サービスは、各社が機能や料金に工夫を凝らして提供しているが、業務効率化にも大きな効果を挙げている例となる。