ServiceNow Japanは7月6日、ハイブリッドワーク支援のための新製品として、Wayfinding technology(道案内技術)を搭載した「ServiceNow Indoor Mapping」の国内提供を発表した。同製品はワークプレース構築を支援するクラウドサービス「Workplace Service Delivery」から提供される製品群の1つとなる。

オフィスや自宅、シェアスペースなどを組み合わせて働くハイブリッドワークにおいては、従業員の物理的な職場体験の改善に向けて必要なスペースが予約できたり、レイアウト変更が起きても対応できたりする必要がある。

ServiceNow Indoor Mappingで提供する「Workplace Indoor Mapping」機能では、複数のオフィスにまたがるワークスペースの予約や、職場内の移動経路表示が行える。

  • 「ServiceNow Indoor Mapping」の利用イメージ。モバイルデバイスで移動経路を表示させることもできる

    「ServiceNow Indoor Mapping」の利用イメージ。モバイルデバイスで移動経路を表示させることもできる

オフィスやワークスペースなどの管理者は、フロアプランを設計・更新できる「Indoor Mapping Studio」を利用してフロアマップの作成・編集・展開が行える。また、レストランや、駅、庁舎などの周辺施設の確認や、空間設計要素を成す樹木や企業ロゴなどの管理もできる。

このほか、ServiceNow Indoor MappingやWorkplace Indoor Mapping機能では、予約した会議室に特定の参加者や訪問者を招待したり、ケータリングや備品などのサービスを追加したりすることも可能だ。作業場所の「お気に入り」登録やブックマークもできる。

例えば、ServiceNow Indoor Mappingを利用することで、ZoomやMicrosoft Teamsと同時に対面での参加にも対応できる会議室などを予約して、従業員にそれぞれの働く場所から会議への参加を促すといったハイブリッドミーティングの設定も行える。

  • 「ServiceNow Indoor Mapping」の利用イメージ。ワークプレイス内の利用可能なスペースを検索できる

    「ServiceNow Indoor Mapping」の利用イメージ。ワークプレイス内の利用可能なスペースを検索できる