学情は6月24日、企業の人事担当者を対象に実施した20代の中途採用に関する調査(有効回答数419件)の結果を発表した。
これによると、20代中途採用を実施する1番の理由は「欠員補充のため」(47.3%)であることが分かった。これに「組織活性化のため」41.3%が続き、「通年採用を実施しているから」「新卒採用だけでは、若手採用を充足できないから」も3割以上の回答を集めた。
また中途で採用した人20代の人材に期待することは「中長期的な戦力になること」が81.6%で最多。これに、「新卒学生よりも早期での戦力化」45.3%が続いた。
さらに20代中途採用における採用の難易度については、32.7%が「難しい」と回答。「やや難しい」39.9%を合わせると、7割以上の人事担当者が、20代の中途採用は難易度が高いと感じていることが分かった。
難しいと感じる理由としては、「求めるスキルを持つ人材を採用するためには、給与水準を上げる必要がある」、「新卒採用だけでなく、20代採用市場も競争が激しくなっている」といった声が寄せられていた。