Linuxはターミナルでコマンドを実行しながら使うことが多い。Linuxを使い始めたビギナーはまず、どんなコマンドがあるのかを調べ、その使い方を習っていくことになる。Opensource.comが「12 essential Linux commands for beginners|Opensource.com」において、Linuxの初心者にオススメの基本的な12のコマンドを取り上げている。これらは最初にコマンドを調べる際ののとっかかりとして活用できる。

  • 12 essential Linux commands for beginners|Opensource.com

    12 essential Linux commands for beginners|Opensource.com

取り上げられている12のコマンドは次のとおり。

コマンド 内容
pwd 作業ディレクトリを表示する
mkdir ディレクトリを作成する
ls ファイルの一覧を表示する
cd ディレクトリを変更する
rm ファイルを削除する
cp ファイルをコピーする
mv ファイルを移動する、または、ファイル名を変更する
touch 空のファイルを作成する
chmod アクセス権限を変更する
sudo 管理者権限で実行する
shudwon 電源をオフする
man マニュアルを読む

取り上げられている主な使い方のサンプルは次のとおり。

コマンド例 内容
mkdir example exampleディレクトリを作成する
mkdir -p example/one/two example/one/twoディレクトリを作成する(サブディレクトリも作成する)
ls -l ファイル一覧を詳細表示する
cd Documents Documentsディレクトリへ移動する
rm example.txt example.txtを削除する
cp file1.txt newfile1.txt file1.txtをnewfile1.txtとしてコピーする
cp -r dir1 newdirectory dir1ディレクトリ以下のファイルをやディレクトリをすべてnewdirectoryディレクトリ(へ/として)コピーする
mv file1.txt file_001.txt file1.txtをfile1.txtと名称変更する
touch one.txt one.txtという空ファイルを作成する
chmod +x hello.sh hello.shを実行可能にする
sudo shutdown -h now すぐに電源をオフにする
man mkdir mkdirコマンドのマニュアルを読む

Linuxはサーバの運用やWebアプリケーション、Webサービスの開発などで利用されることが多く、コマンドラインのスキルはそのままLinux活用のスキルにつながりやすい。