凸版印刷は6月22日、製造DX支援ソリューション「NAVINECT(ナビネクト)」に集約された各種データを活用したSPC(統計的工程管理)による品質管理機能を開発したと発表した。
同機能は、生産装置やエッジデバイスのデータ自動取得、エッジサーバでのデータ高速処理などが可能なアプリケーションパッケージ「NAVINECTエッジ」の新パッケージに実装し、提供を開始する。価格は300万円から(ハードウェア、立ち上げ費用は別途)。
同機能では、「NAVINECTエッジ」のパッケージの1つである、複数サービス間のデータ収集・連携を行える「DockGator」を通じて、さまざまな機器、システム、外部サービスなどからデータを収集する。製造現場の作業者は、入力した品質に関する規格設定を基に収集データを統計的に処理することで、完成品の品質を左右する異常を事前検知し、検知後の処置状況を管理することができる。
また、規格の設定、データ収集、品質関連のデータにおける異常傾向の自動検知、異常検知後の処置管理といった、品質管理のワークフロー全体を網羅している。