米Kyndryl(キンドリル)と米Veritas Technologies(ベリタス)は6月22日、両社のグローバルパートナーシップを発表した。このパートナーシップを通じて、両社はマルチクラウド環境全体を通じた企業・組織の重要なデータの保護と回復を支援するとしている。

キンドリルは、複雑かつミッションクリティカルな情報システムを設計、構築、管理するITインフラ・プロバイダ。世界で約9万人のプロフェッショナルを擁し、60カ国以上で4000を超える企業などにサービスを提供しているとのこと。

一方ベリタスは、マルチクラウド・データ管理を得意とし、世界8万以上の企業などのデータの確実な保護、リカバリ、コンプライアンスをサポートしているという。 また、ランサムウェアを始めとするサイバー攻撃の脅威に対してユーザー企業が必要とするレジリエンス(回復力)を提供している。

今回のパートナー契約に基づき、キンドリルはベリタスのマネージド・サービスである「Protection and Cyber Resiliency, Powered by Veritas」を提供する。

キンドリルのサイバー・レジリエンシー・サービスとソリューションのフレームワークは、以下のように広がる。

セキュリティ保証サービスは、セキュリティ/戦略/リスク管理、オフェンシブ・セキュリティ・テスト、コンプライアンス管理をカバーする。

ゼロトラストサービスは、アイデンティティー&アクセス管理、エンドポイント・セキュリティ、ネットワーク・セキュリティ、アプリケーション&ワークロード・セキュリティ、データ保護&プライバシー、アナリティクス、オートメーション&オーケストレーションへ拡大する。

セキュリティオペレーションおよびレスポンスは、高度な脅威検出、インシデント・レスポンス、フォレンジックへ広がる。

インシデントリカバリーサービスでは、サイバー・インシデント・リカバリー、マネージド・バックアップ・サービス、ハイブリッド・プラットフォーム・リカバリー、データセンター・デザイン&ファシリティーを扱う。