消防車両及び消防機器の開発、販売を行うモリタは、6月29日から7月1日まで東京ビッグサイトで開催される「第1回地域防災EXPO」に同社が開発する「IoT搭載トイレカー」を出展する。

「IoT搭載トイレカー」(同社資料より)

「ポンプ車」や「はしご車」から水では消化できない油脂火災に対処する「化学消防車」など多彩な消防車両を開発する同社は、近年多発、激化する風水害に対応する製品も開発している。移動式トイレカーは災害時の仮設トイレとして柔軟に運用できる設備として好評で、小型・中型・大型の車両を製造・販売するが、小型・中型はキャンピングカーと同様の外観で、内部に十分な広さを持つ個室タイプで遮音性やプライバシーの保護にも優れる。

今回、展示会では小型車両にIoTセンサーを搭載し、使用状況や運用情報を可視化するデジタルサイネージを搭載したモデルを出展。上記以外にもスマートフォンで消防団の活動を支援する消防団員管理アプリ 「FireChief」、ゲリラ豪雨時に迅速に床下浸水を防止する簡易防止水板「Flood Guard F」シリーズ、リチウムイオン電池搭載可搬式電動装置「With-e」などが予定されている。

「第1回地域防災EXPO」(公式Webサイト)

「第1回地域防災EXPO」は、RX Japanが主催する総合展示会「第5回 自治体・公共Week」内の展示会で、近年多発する自然災害に対応するため本年より、東京ビッグサイトで6月29日(水)から7月1日(金)まで開催される。