ドイツ連邦カルテル庁(Bundeskartellamt)は6月21日(ドイツ時間)、「Bundeskartellamt - Homepage - Verfahren gegen Google wegen möglicher Wettbewerbsbeschränkungen bei Kartendiensten (Google Maps Plattform)」において、Google GermanおよびAlphabetに対して訴訟手続を開始したと伝えた。
Google Mapsプラットフォームに関して代替地図サービスに不利益をもたらす競争制限がかけられている可能性があるという。
Google Mapsプラットフォームはさまざまな地図サービスへのアクセスを提供している。こうしたサービスによってサードパーティはサイトに地図を統合し、店舗やホテルの位置表示などを行っている。
ドイツ連邦カルテル庁は予備調査の結果、Googleは地図サービスと第三者の地図を組み合わせることを制限している可能性があると指摘しており、これが地図サービスの分野で競争を阻害している可能性があると説明している。
当局は調査の一環として、数週間のうちにGoogle Mapsプラットフォームの顧客および競合他社に対して聞き取り調査を行う予定としている。また、自動車におけるGoogle Mapsサービスの利用に関しても調査の対象となると指摘している。