フリーウェイジャパンは6月13日、中小企業・零細企業の従業員279人および代表取締役114人を対象に実施した「2022年度 夏のボーナス実態調査」の結果を発表した。これによると、夏のボーナスが支給予定ありまたは支給済みという経営者は、2021年の調査と比べて24.5ポイント上昇して43.0%に上った。

  • 夏のボーナスの支給状況 資料:フリーウェイジャパン

経営者に夏のボーナスの支給予定を聞いたところ、「支給予定あり/支給済み」が43.0%を占め、「支給予定無し」は29.8%、「未定」は0.9%だった。

  • 昨年度下期と今年度上期の業績比較 資料:フリーウェイジャパン

2022年度の上期と2021年度の下期での業績の変化を聞いたところ、「昨年度の下期から今年度の上期を通して、業績が上がった」は21.9%で、2021年の調査と比べて9.6ポイント増加した。

  • 夏のボーナスの支給額 資料:フリーウェイジャパン

夏のボーナスが支給済みまたは支給予定で金額を把握している従業員にその額を尋ねると、「20万円~30万円未満」が23.3%と最多、「10万円~20万円未満」が21.9%で続き、「10万円~30万円未満」という回答が多い。

  • 夏のボーナスの使い途 資料:フリーウェイジャパン

同じく夏のボーナスが支給済みまたは支給予定で金額を把握している従業員に使途を聞いたところ、「預金・貯金」が52.1%と最も多く、2021年調査の40.4%から11.7ポイント増加した。「投資・資産運用」(2.7%)は同7.9ポイントの減少、「趣味娯楽」(同)は同5.8%の減少など、貯蓄に回す傾向が強まっている。

使い道の理由を自由回答で聞くと、預金・貯蓄にボーナスを回す理由としては「老後資金のため」や「将来・先行きが不安なため」などの回答が挙がった。

  • 冬のボーナスの支給見通し 資料:フリーウェイジャパン

経営者に冬のボーナスの支給見込みを尋ねたところ、「立っていない」が40.4%と最も多く、「立っている」が37.7%、「わからない」が21.9%だった。

  • 冬のボーナス支給を期待できる理由 資料:フリーウェイジャパン

従業員に冬のボーナス支給に期待できるか聞くと、「期待できる」が21.5%、「やや期待できる」が17.9%で、計39.4%が期待しており、2021年の調査と比べ17.7ポイント増加した。

冬のボーナス支給を期待できるかやや期待できるという回答者にその理由を聞いたところ、「会社の経営が好調なため」が38.2%で最多だった。また、10.9%が「経済活動が活発化すると考えているため」と答えている。