BEENOSの子会社であるBeeCruiseは5月24日、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を導入する企業を対象に実施した「越境EC活用」に関するアンケート調査の結果を公表した。51件の有効回答が得られたという。
越境ECとは、インターネットを経由して日本国内から海外へ向けて商品を販売するようなEC(Electronic Commerce:電子商取引)を指す。
調査の結果、越境ECの流通を伸長させるためのプロモーション施策を行っているとする回答は27.5%と、3割を切ることが明らかになった。また、プロモーション施策を行っている企業を対象にその方法を聞くと、「Instagramでの情報発信」(64.3%)、「facebookでの情報発信」(35.7%)、「インフルエンサー活用」(28.6%)の回答が多く、主にSNSによる情報発信に取り組んでいる企業が多いようだ。
また、越境EC導入後の課題としては、「マーケティング方法がわからない」が最多で64.7%にも上る。導入後は各企業だけで独自にマーケティングを行う必要がある点を課題に感じているようだ。
プローモーション予算も含む越境ECの運用にかかる1カ月あたりのコストは、「1万円以下」が58.8%と最も多い。越境ECは低コストで導入できる利点を持つことがうかがえる。一方で、「15万円以上」とする企業も5.9%見られた
今後も越境ECの導入を継続したいかを聞くと、84.3%が「続けたい」と回答している。越境ECを続けたいと回答した理由としては、「販路を拡大できるから」が最多となる83.7%で、「運用面で負担なく、簡単に海外販売できるから」(53.5%)が続いた。