ミクシィは5月11日、2022年4月に本格始動した東京都渋谷区立中学校の部活動を地域企業・団体の協力を得て全校合同で行う同区の取り組みである「シブヤ『部活動改革』プロジェクト」において、2021年度の試験実施時に引き続き、コンテンツ提供や講師派遣などの支援を行うと発表した。
今回の支援では、9つの部活動のうちの1つであり、2021年度の「パソコン部」から名称を変更した「デジタルクリエイティブ&eスポーツ部」において、テキスト・プログラミングに加えグラフィック・デザインなど、同社のリソースを使用して新たに開発したクリエイティブ・スキルを学べるというコンテンツを提供し、渋谷区の部活動改革に協力するという。
同社を含む渋谷区内の企業3社が持ち回りでコンテンツを提供し、同社は年間活動日の半数にあたるデジタル・クリエイティブの領域を担当するとのこと。プログラミングに加えデザインが学べるコンテンツも新たに開発し、同社社員を講師とした部活動を年間を通して展開するとしている。
予定している実施概要は、テキスト・プログラミング練習講座とゲーム制作、Pythonプログラミング実践と課題解決、会話AIロボット「Romi」との会話のプログラミング、グラフィックで伝えるデザインの体感、情報を伝えるコンテンツのデザインの5点。
テキスト・プログラミング練習講座とゲーム制作では、初めてでも楽しめるというオリジナル・ソフトウェアとテキスト・プログラミング言語を使用し、課題やゲーム作りにチャレンジするという。
Pythonプログラミング実践と課題解決では、Pythonをオリジナル・ソフトウェアと講義で習得し、課題をクリアしていくとのこと。作品づくりを通して、言語を楽しく身に付けられるとしている。
Romiとの会話のプログラミングでは、プログラミング・ツールである「Romiシナリオエディター」を使用し、同社が開発する会話AIロボットであるRomiとの会話をプログラミングできるという。
グラフィックで伝えるデザインの体感では、デザイン素材をパズルのように大きくしたり小さくしたり回転させたりして、目的に沿ったポスターをデザインできるとのこと。情報を伝えるコンテンツのデザインでは、Webサイトなどで、どんなボタン配置にすれば使う人が使いやすくなるのかを、デザインを通して体感できるとしている。渋谷区の同社本社で実施し、参加生徒数は20から30人程度を想定している。