ネットワンパートナーズは5月10日、総務省関東総合通信局より、Sub6帯域(4.6 GHz~4.9 GHz)を活用したローカル5Gスタンドアローン構成の実験試験局免許を取得したと発表した。

これに伴い、顧客がローカル5Gの実証や検証ができる「ソリューション検証ラボ」を品川区にあるテクニカルセンターに構築し、4月より公開された。

同施設は、ノキアのクラウド管理型ローカル5Gソリューション「Nokia Digital Automation Cloud(DAC)」で構成されている。Nokia DACは、Sub6帯域のローカル5Gの特徴である、従来のミリ波に比べて通信エリアが広範囲に拡大するメリットを生かしつつ高パフォーマンスを実現する。加えて、高速大容量通信に加えて多数同時接続や超低遅延などの3GPP準拠(移動通信の標準化団体)の機能を搭載している。

同施設では、ローカル5G製品の取り扱いを検討している顧客やパートナー企業に対し、Wi-Fiとの性能比較や、移動体端末・ウェアラブル端末・ロボットとの接続と動作および通信範囲の実証など、ローカル5Gの性能検証を実施できる環境を提供する。

また、4.6GHz帯における電波特性に関する知見の共有やソリューションパートナー製品の展示も行う予定。