深層学習、ロボティクスなどの先端技術開発、研究を行うPreferred Networks(以下略、PFN)は4月26日、アニメ風2Dキャラクターの顔及び上半身を自動生成できるプラットフォーム「Crypko(クリプコ)」のリリースを発表した。

Crypkoは、Webアプリケーション内で利用できるポイント「Crypko Point」を使用してキャラクターの生成を行うというシステムで提供。キャラクターは、「生成」機能で1回に10種類のキャラクターを作り出す。生成したキャラクターは「融合」機能で選択した2つのキャラクターから更に5種類の新しいキャラクターを生成できる。

  • 「Crypko」でのFreesia(上半身)によるキャラクターの生成イメージ(同社資料より)

    「Crypko」でのFreesia(上半身)によるキャラクターの生成イメージ(同社資料より)

「Crypko」でのキャラクターの属性変更イメージ(同社資料より)

「Crypko」でのキャラクターの属性変更イメージ(同社資料より)

生成されたキャラクターは「属性」機能により、髪色、目の色、表情など30項目以上の中から選択して変更が可能でライブラリーに保存できるほか、他のユーザーへの公開やJPG形式でのダウンロードが可能だ。サービスは、無料のフリーミアムプランと有料のスタンダードプランを用意。フリーミアムプランでは、「Crypko Point」を最大100ポイント授与。ポイントは90分で1ポイント回復される。またキャラクター生成も顔のみに限定される。スタンダードプランでは、「Crypko Point」が1000CP授与され回復ポイントは5分に1ポイント、キャラクター生成も上半身まで可能となる。ダウンロード画像も高解像となり、透かしロゴなどが外される。スタンダードプランは月額980円での提供となる。

深層学習を応用した画像生成モデルを活用する「Crypko」の開発は2018年より開始され、6世代目となる今回「Crypko v1.0と」して正式リリースされる。開発するPFNは、2014年創業の深層学習、ロボティクスなどの先端技術を応用したソフトウェア・ハードウェア・ネットワーク技術の研究・開発・販売を行うベンチャー企業。