米デル・テクノロジーズは4月21日（現地時間）、小売企業向けに拡張したエッジソリューションとして「Dell Validated Design for Retail Edge」などを発表した。

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「Dell Validated Design for Retail Edge」は、小売企業におけるエッジ インフラストラクチャーを簡素化し、効率的な展開、管理、サポートを行えるソリューション。小売販売を行っているすべての場所のエッジITに対する単一の管理ビューを提供するため、システムの状態を追跡管理しエッジでアプリケーションを構築および管理しながら、追加のサイトへ安全に拡張できるという。6月より全世界で提供開始予定。

「Dell Technologies Customer Solution Centers Innovation Lab」では、ユーザー企業およびパートナーがさまざまなエッジテクノロジーおよびアプリケーションを基盤に、概念化とコラボレーションを行える。顧客が既存のエッジ テクノロジーをテストし、小売、製造、ヘルスケア、その他の業種に特有のワークロードの要求を最適に管理するためのカスタムPoC（概念実証）ソリューションを設計するのを支援する。PoCエッジ ソリューション検証およびテストの各サービスは、現在リムリック（アイルランド）およびシンガポールにおいて提供中で、今年後半にラウンドロック（米テキサス州）で提供開始予定。

また、拡張性と俊敏性に優れたオープンソース ベースのネットワーク オペレーティングシステム「Enterprise SONiC Distribution by Dell Technologies 4.0」を、データセンターからエッジにまで機能を拡張した。複数のサイトをつなぐネットワークスイッチにより、使い慣れたデータセンター ツールでエッジへの展開、管理、監視が可能であるのに加え、合理的な運用、柔軟性の向上、事業継続・災害復旧機能の拡張を実現するという。4月28日より全世界で提供開始予定。

今回の小売企業向けエッジソリューションは、エッジポートフォリオにおける最新ソリューションで、「Dell Validated Design for Manufacturing Edge」を補完するもので、PTCの最新ThingWorxベース ソリューションであるDigital Performance Managementのサポートをまもなく開始予定。