リコーは4月20日、CSP（Contents Service Platform）である「DocuWare（ドキュウェア）」について、弁護士ドットコムが提供するWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を連携させるアプリケーションの提供を4月22日から開始すると発表した。

リコーのDocuWareはOCR（Optical Character Recognition/Reader：光学文字認識）による紙文書のデジタル化、コンテンツ管理、ワークフロー自動化、外部システムとの連携を支援するソリューション。一方のクラウドサインは契約作業をパソコンだけで完結できるWeb完結型クラウド契約サービスだ。

今回、リコーが提供を開始する連携アプリケーションによって、DocuWare上で管理する書類の電子契約が締結できるようになる。DocuWareのワークフロー機能を活用することで、契約書の申請から承認、電子契約、保存、更新案内までの流れをワンストップで実現できるとしている。

さらに、紙で締結した契約書をスキャンして同一環境に保存することで、紙とデジタル両方の契約書の一元管理にも対応するとのことだ。同サービスは2022年1月1日から施行された電子帳簿保存法改正で定められたスキャナ保存要件・電子取引要件にも対応しており、企業の契約処理や契約管理の業務プロセス効率化に寄与するとしている。