リコーは4月5日、オンライン会議やウェビナーの音声、文字起こしテキスト、画面を自動記録するクラウドサービス「toruno(トルノ)」を4月12日より提供開始すると発表した。個人での利用(パーソナルプラン)は月額1650円から。複数人での利用(ビジネスプラン)は利用時間に応じて月額6000円から。
同サービスは事前準備が不要で最短1クリックで記録を開始できるうえ、記録データの閲覧時にはWebページで時系列ごとに整理された情報を確認できるという。また、WebページのURLが共有可能であり、会議欠席者の情報キャッチアップや、商談を記録して上司に後からレビューしてもらうような使い方もできるようだ。
近年のコロナ禍においてオンライン会議やオンラインセミナーの重要性が増す中で、同サービスは「大事なことを聞き直したい」「情報共有のための議事録作成に時間がかかる」といったビジネスパーソンが抱える課題の解決に寄与するという。会議の内容をデジタル化することで、作業時間の短縮や生産性向上が見込める。
記録データを確認する際には音声の再生速度を変更できるため、倍速再生による短時間での会議の振り返りや、低速再生による議事録の誤字脱字の修正なども可能だ。