Microsoftは2022年3月30日(米国時間)、クロスプラットフォームのコードエディタ「Visual Studio Code」(以下、VSCode)の最新版となるMarch 2022(バージョン1.66)をリリースした。
Microsoftは、VSCodeを毎月1回継続的にアップデートする方針をとっており、March 2022はその名前の通り2022年3月アップデート版となる。
March 2022における主な変更点としては、次の項目が挙げられている。
- ファイルのローカル履歴が、ソース管理とは独立してタイムラインビューで利用できるようになった
- 設定エディタにおいて、言語フィルターを使用して言語固有の設定を表示できるようになった
- 通知ウィンドウで、デフォルトのボタンがダイアログと同様に別の色で区別して表示されるようになった
- デフォルトのバイナリエディタを設定しておくことで、バイナリファイルを検出した際の警告を省略できるようになった
- ターミナル内の検索の結果表示で配色や強調表示が改善された
- 組み込みのCSS拡張機能にフォーマッター(CSS / LESS / SCSS)が付属するようになった
- JavaScriptデバッガーにおいてヒーププロファイルの収集と視覚化がサポートされた
- リモート開発拡張機能で、Apple M1マシンへのSSH接続がサポートされた
上記のほかにも多数の細かな変更が加えられているほか、さまざまなバグ修正も行われている。また、2021年10月20日にプレビュー公開が始まったWebブラウザ版のVisual Studio Codeである「Visual Studio Code for the Web」に関してもいくつかの機能拡張が行われているという。変更点に関するより詳細な情報は、公式サイトのドキュメントおよびアップデート時に表示されるリリースノートを参照していただきたい。
VSCodeは次のサイトからダウンロードすることができる。