エイチームのグループ会社であるエイチームライフデザインは2月22日、静岡大学情報学部の狩野芳伸准教授をアドバイザーとして迎え、NLP(Natural Language Processing:自然言語処理)のコンテンツ制作や自動化に関する共同研究を開始したと発表した。

今回同社が研究を開始するNLP技術は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)と共に進化してきたテクノロジーだ。人が日常的に使う自然言語をコンピュータで処理できるようにする技術を指す。

IoT(Internet of Things:モノのインターネット)ソリューションや通信技術の発達により、NLP技術の需要は今後ますます拡大していくだろう。同社ではこの技術を利用し、ユーザーへ高品質なコンテンツとさまざまなサービスを提供するとしている。

狩野芳伸氏は静岡大学情報学部行動情報学科の准教授であり、NLPを専門とする。言語は人間の知能の中核であるという視点から、人間の知能を探求する科学的な側面と、人間と協調する知的システムを作るという工学的な応用の両面から研究を進めている。

共同研究にあたり、狩野氏は以下のようにコメントしている。

自然言語処理技術は年々発展し性能も向上していますが、対象とする応用テーマ毎にデータ構築、使用する手法の見極めや機械学習モデルのチューニングなど試行錯誤が必要であり、自然言語処理側の専門家と、応用テーマの現場をよく知る方々が力を合わせて知見を融合させていくことが重要であると考えています。本件を通じ学術研究の知見を社会還元することができれば幸いです。