TISインテックグループのインテックは2月10日、オラクルのクラウドプラットフォーム「Oracle Cloud Infrastructure」(以下、OCI)に運用サービスを付加した「Oracle Cloud Infrastructureマネージドサービス」の提供を2月から開始していることを発表した。

同サービスでは、OCIの利用開始や更新時の契約および料金支払いなど、OCIを利用する上で必要となる各種手続きを同社の専門技術者がサポートする。また、OCIに関わるメンテナンス情報やアップデート情報などをアナウンスするほか、障害発生時には調査や一次切り分けを実施し、必要に応じてオラクル社へ状況紹介するとのことだ。技術サポートとして、問い合わせ対応のためのサポート窓口も提供する。

さらにOCIコンソール設定のサポートとして、作業代行の契約内容に基づいて仮想マシンの作成やストレージ設定作業、あらかじめ設計されたパラメータに基づく変更作業など、OCIコンソール上の作業も代行するとのことだ。

また、同社はクラウド関連サービスとして、OCIを利用する際に必要となるさまざまなサービスを提供しており、「Oracle Cloud Infrastructureマネージドサービス」と組み合わせて利用可能だ。

  • Oracle Cloud Infrastructureマネージドサービスの概要

近年のクラウドサービスの普及に伴い、これまでオンプレミス環境で維持してきた基幹システムのクラウド化を検討する企業が増加している。

基幹システムの主要データベースにはOracle Databaseが数多く採用されており、OCIはOracle Databaseと親和性の高いクラウドサービスとして注目されているが、OCIを自社で運用するためには知識やスキルを保持した専門技術者が必要である点が課題となっている。

そこで同社は、これまで多くの企業でOCIの環境設計や構築、移行を手がけてきた経験から、「Oracle Cloud Infrastructureマネージドサービス」を開始したとのことだ。