情報処理推進機構(IPA: Information-technology Promotion Agency, Japan)では、2011年よりWinnyなどのファイル共有ソフトによる情報漏洩を防止するためのソフトウェア「情報漏えい対策ツール」の提供を行っている。この情報漏えい対策ツールについて、IPAはWindows 11では一部の機能が正常に動作しないため使用しないよう、アナウンスしている。

IPAの情報漏えい対策ツールは、Winny、Winnyp、Shareといったファイル共有ソフトの実行を禁止することで、情報漏洩を防止するためのWindows用のセキュリティソフトウェアである。ファイル共有ソフトがインストールされていないかを調べて検査レポートを出力する機能も備えているため、ファイル共有ソフトを使用していないことを証明する手段としても利用できる。

2022年2月3日、IPAはこの情報漏えい対策ツールの配布ページに次の注意書きを追加した。

  • 情報漏えい対策ツールはWindows 11では正常に動作しない

    情報漏えい対策ツールはWindows 11では正常に動作しない

Windows 10で情報漏えい対策ツールを使用していた場合、Windows 11にアップグレードしたら、自分でアンインストールしなければならないので注意が必要だ。