東計電算は2月2日、クラウド型の決済情報管理システム「K-front」の「web明細照会サービス」をパッケージ化し、教育機関向けに4月より提供すると発表した。

K-frontは、決済手段(口座振替、コンビニ収納、クレジットカードやQRコード決済他)を導入する事業者に対し、決済情報の管理をフロント側からサポートする決済情報管理システム。

今回、「web明細照会サービス」の機能をパッケージで提供することで、他社製品も含む既存の学費管理システムとの連携でweb明細照会機能の実装が可能になった。

  • web明細照会サービス 全体像

従来学生ごとに作成・配布していた学費振替の案内状や振替完了後の納入済証明書などの書面を電子化し、学費管理システムから案内対象となる保護者情報をサービスにアップロードすることで、保護者の携帯電話へSMSで参照URLを通知する。

保護者はURLにアクセスすることで、簡易認証(ログイン)のうえwebから請求内容の照会や、納入済証明書PDFのダウンロードが可能となる。また、振替未完了が発生した場合にも、対象者データをアップロードすることで対象者のみに督促を通知できる。

このサービスは保護者に対してSMSでの通知を行うため、事前に保護者の携帯電話番号を登録する必要がなく、既存の学費管理システムで携帯電話番号を管理していない場合には、K-frontの「web口座振替受付サービス」と組み合わせて導入すると、携帯電話番号を含む保護者情報をよりスムーズにシステムへ反映することができ、書面での個人情報管理の手間や紛失のリスクを低減するという。

  • web口座振替受付サービス イメージ