三菱電機とイオンモールは1月19日、米Cartkenの自律走行ロボットによる商品配送サービスの実証実験を発表した。実証実験は1月11日よりイオンモール常滑において行われている。

  • イオンモール常滑での配送イメージ

同サービスは、ニューノーマルな生活様式への対応とモールの来店客の利便性向上を目的とした非接触型配送サービスとして開発したものだ。今回の実証実験では、スターバックス コーヒー イオンモール常滑店で利用されている。

実証実験では、同店の既存アプリケーションと新たに開発した配送管理アプリケーション(タブレット型)を用いてロボット配送を行う。モールの来店客は、自分の居場所や混雑状況に関係なく、施設内の離れた場所から商品の注文や受け取りが可能だ。

  • イオンモール常滑での配送イメージ

Cartkenのロボットは、画像処理技術を活用した高度な自律走行と、段差の乗り越えが可能な屋外での高い走破性能に加え、遠隔での走行見守り機能を備わっている。同機能により、走行時間や場所を把握することができ、専門店従業員の負担を最小限に抑えながら、安全・安心な走行を実現できる。