日立パワーソリューションズは1月18日、社会インフラ設備を対象に、機械学習技術を用いて設備運用と保守の最適化を支援する新たなサービスを、日立のIoT基盤であるLumadaソリューションとして4月1日から提供開始することを発表した。
同サービスは、設備の状態変化に合わせて分析精度の維持・向上を図るデジタル保守プラットフォーム「KamomeX(カモメックス)」と、同社の保守サービス技術・ノウハウを組み合わせたもの。従来IT技術者などによって行われていたデータ分析作業をOT技術者や保守員でも可能にするとともに、標準化の難しかった運用やOTなどのナレッジをデジタル化する。
さらに、日立のエネルギーマネージメントシステムや設備管理システムなど、さまざまな支援アプリケーションと組み合わせることもできる。またデータの前処理、後処理などを含む分析フローをローコード開発で構築しており、診断速度や正確性といった、さまざまなデータ分析目的やニーズに対応して、アルゴリズムの変更が可能。
KamomeX上で、過去の環境保全コストの検証結果や環境負荷物質排出量データを蓄積して分析モデルに活用することで、より現実に即した状況で環境に関連する課題の抽出や環境負荷の低減を支援するとのことだ。