セコムは1月17日、AI・5Gなどを活用して警備業務を行うセキュリティロボット「cocobo(ココボ)」の提供を発表した。同ロボットはセコムグループの常駐警備サービスを導入しているユーザーを対象に提供される(同社サービス未導入の場合は要問い合わせ)。

レンタル価格はロボット本体(標準)が30万円/月、ロボットの充電台が6万円/月、監視卓が3万円/月となる。このほか、防水加工、検知対応、アーム、クラウド連携、カラー変更が有償オプションとして提供される。

  • セキュリティロボット「cocobo(ココボ)」のシステム概要

同ロボットは、巡回ルートを自律走行して、搭載したカメラで捉えた映像をリアルタイムでAI解析し、残留者や転倒者、放置物を検知できる。不審者を発見した場合には、音声やライトでの警告、煙を使った威嚇を行うことも可能だ。点検業務を行う際はアームを装着し、ベンチの下や自動販売機の奥側・底面など、人では確認が難しい場所も点検することが可能だ。

  • セキュリティロボット「cocobo」の本体

  • 装着したアームで点検業務を行える

また、同社が1月13日から提供を開始した「バーチャル警備システム」をはじめとしたセキュリティシステム、建物の監視カメラ映像、エレベーター・電気錠などの設備情報、 施設や地域の情報などクラウド上のさまざまな情報を共有し、常駐警備員と連携することで、より高度な警備業務を提供することが可能だ。