アイスマイリーとスキルアップAIは1月14日、「AI検定学習サービスカオスマップ」を公開した。同マップは、2022年現在の日本国内におけるAI(artificial intelligence:人工知能)に関連する資格取得対策である計122サービスについて、目的や課題別に集計したものだ。
近年はAI技術の開発やプロジェクトに携わることのできるエンジニアやプロジェクトマネージャーなど、AI関連人材の需要が高まっている。こうした背景に伴って日本ディープラーニング協会(JDLA)による検定など、一般に「AI資格」と称されるような検定や試験の受験者も増加している。
AIが扱う領域は多岐にわたるため、AI資格の対象範囲も機械学習の基礎的な知識を問うものから実装的な知識を問うものまで幅広く存在する。したがって、AI資格のうちどの資格を取得すべきか分からないという状況に陥りやすい点が課題だ。
こうした背景を受けて両社は、資格取得に役立つ参考資料の作成を目指してAI人材育成に関するカテゴリを細分化し「AI検定学習サービスカオスマップ」を共同作成したとのことだ。AI人材育成や資格取得対策の比較に活用できる。
公開されたカオスマップはITパスポートや統計検定3級といった入門レベルから、G検定(ジェネラリスト検定)や基本情報技術者試験などの基礎レベル、E資格(エンジニア資格)やPython3に関する資格などの応用レベルまで網羅している。加えて、AWS(Amazon Web Services)、GCP(Google Cloud Platform)、Microsoft Azureなど、より実践的なデータサイエンティスト向けの対策講座も掲載している。