サイバーエージェントは12月20日、山形県山形市のマイナンバーカード交付の受取予約電話業務について、同社のAI電話自動応対サービスで自動化する実証実験を同21日より開始すると発表した。
現在、交付率が4割未満のマイナンバーカードについて、政府は2022年度末までに全国民の取得を目標に掲げており、今後さらにマイナンバーカード取得に向けた自治体の交付に関わる業務の増加が予想されている。
山形県山形市では、交付予約の窓口として有人の電話応対とWeb予約受付を行っていたが、今回、同社のAI電話自動応対サービスを用いて予約応対を自動化する。オペレーターの対応とは異なり開庁時間の制限がないため、24時間365日いつでも対応が可能になる。
マイナンバーカード交付の受取希望日時に空きがない場合は、システムとの対話を通して代案日時の案内ができるほか、予約受付後にSMSで予約内容の詳細を通知する。分かりやすい予約受付の体制を構築することにより、市職員の交付に関わる業務の効率化を目指す。