議事録をリアルタイムにテキスト化する「AI GIJIROKU」を提供するオルツは12月13日、「議事録に関する調査」の結果を公表した。20歳から24歳までのZ世代200人と、25歳から60歳代の400人の計600人の男女が同調査に参加した。

調査の結果から86.7%の人が「議事録作成は大事」だと思っている一方で、77.5%が「議事録作成は苦痛」だと感じていることが明らかになった。議事録作成は大事だと思っているものの苦痛を感じる矛盾のある仕事であるようだ。

  • 議事録が大事である認識があるものの、同程度に苦痛を感じる作業であるようだ 資料:オルツ

また、デジタルツールによって効率化したいと思う業務として、Z世代およびそれ以上の世代の両方で「議事録作成」(49.0%)が第1位に選ばれた。Z世代以上と比較して、Z世代の方が7.5%高い結果となった。

  • 全世代において「議事録作成」「プレゼンテーション作成」「打ち合わせ準備」がデジタルツールで効率化したい作業のTOP3となった 資料:オルツ

Z世代に着目すると、25.0%が「突然の残業」よりも議事録作成が苦痛だと感じていることが明らかになった。同様に、24.0%が「上司(先輩)からのお説教」よりも苦痛に感じているとのことだ。

  • Z世代の多くは突然の残業やお説教よりも苦痛に感じているという 資料:オルツ

これらの調査結果から、Z世代とそれ以上の世代で程度の差がありつつも議事録に対して同じ課題感を持っていることが明らかになった。また、リアルタイムで発話のテキスト化やデータの共有、発言者の判断が可能な「議事録アプリ」のニーズは非常に高く、Z世代の79.0%とそれ以上の世代の67.5%が「議事録アプリを使ってみたい」と回答した。

  • 議事録を自動化するアプリのニーズは高いようだ 資料:オルツ