金融機関向けの通貨処理機や情報処理機の開発・製造・販売を行うグローリーは、同社が開発する"落とし物"管理業務を効率化するソリューションの実証実験をイオンモールと協力し、イオンモールむさし村山で行う。

  • "落とし物"管理ソリューションのイメージ(同社資料より)

    "落とし物"管理ソリューションのイメージ(同社資料より)

同社の"落とし物"管理ソリューションは、受付窓口用の受付機で"落とし物"の写真撮影し、タッチパネルで習得場所などの情報入力を受付ける。登録データをターミナルPCに管理台帳として保存され、"落とし物"自体は、一時保管場所で1週間管理した後、自動作成された届出書と"落とし物"を運送業者に委託し警察へと届けられる。

  • "落とし物"管理ソリューションの運用イメージ(同社資料より)

    "落とし物"管理ソリューションの運用イメージ(同社資料より)

従来、商業施設や駅、展示場等などでの"落とし物"の管理は、習得場所や届出者の情報などを管理者が聞き取り、写真撮影を行った後、1週間以内に書類を作成して警察へ移管するという煩雑な手続きが必要で、大きな負担となっていた。ソリューションによりこれら業務の効率化が期待される。今年の3月に大手鉄道会社駅構内、7月にセブン&アイ・ホールディングス協力でのイトーヨーカドー赤羽店に続き今回、イオンモールの協力でイオンモールむさし村山で実施。2023年度のシステム提供を目指し、開発を進める。