NTTデータは11月18日、金融機関や企業向けのコミュニケーションツール「ColorFruit（カラーフルート）」を2022年5月から提供開始すると発表した。

同ツールはコミュニケーション機能に加えて、顧客向けポータルサイトやバンキングアプリなどの既存の顧客接点サービスから商談・契約を非対面で完結できる。チャット、ファイル授受、Web会議など営業に必要な機能を備えており、営業担当者は顧客との商談から契約締結、その後の手続きを一貫してオンラインで完結できる。

  • 「ColorFruit（カラーフルート）」サービス概要イメージ

既存の顧客接点サービスと認証連携することでシングルサインオンの実現が可能であり、法人顧客向けポータルサイト「BizSOL_Square」をはじめ、順次拡大していく予定。また今後、電子契約やAI議事録、操作権限移譲といったさまざまな機能を実装していくとのこと。

  • 主な利用者機能一覧。今後、電子契約やAI議事録、操作権限移譲といった機能を実装させていく

同ツールの利用にアプリなどのインストールは不要で、金融機関で求められるセキュリティ・可用性などを考慮して環境・運用体制を整備されており、秘匿性の高い情報のやりとりを安全に実施できるとしている。

同ツールの提供価格は、初期費用が300万円（税別）で、利用者数や同時開催可能なWeb会議数に応じた月額費用がかかる。また2022年3月までの申し込み分を対象に、初期費用無償キャンペーンが実施されるとのことだ。