日本システムウエア(NSW)は11月16日、インフォアジャパンと製造・流通・卸売・3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)向けクラウド倉庫管理システム「Infor WMS」の販売における業務提携締結と提供開始を発表した。

同システムは、倉庫のデジタル化と可視化、オペレーションの自動化と効率化ニーズに対応する大規模倉庫向けグローバルWMS(Warehouse Management System、倉庫管理システム)だ。多言語に対応しタイムゾーン管理を備え、庫内のロケーション、在庫、オーダーの動き、作業員の移動パスを数値化し、3Dで把握することができる。

  • 「Infor WMS」で提供する機能例

ERPとシームレスに連携し、世界中の複数倉庫オペレーションを集中管理したり、出荷指示を特定情報でグルーピングし、引当・作業指示をタスク単位で実施することも可能だ。また、庫内作業員の労務管理や3PL請求管理といったバックオフィス業務も自動化できる。

NSWはこれまでの物流システムの開発実績により、多様な業態に応じた入出庫・在庫管理のノウハウを有しており、今回提供するシステムをLMS(物流管理)やTMS(輸配送管理)などのシステム、各種マテリアルハンドリング機器や自動倉庫、AGV(無人搬送車)などの倉庫現場ツールと連携することで、製造・流通・物流業の総合的な物流基盤構築をサポートするねらいだ。