Qlikは11月4日、Qlik Cloudプラットフォームをベースとしたハイブリッドクラウドサービス「Qlik Forts」の提供を発表した。同サービスにより、Qlikのクラウドアナリティクス機能をデータやコンピュートが必要な場所へ安全に拡張する。
「Qlik Forts」は、オンプレミス、仮想プライベートクラウド、パブリッククラウドなどの場所を問わず、データが必要な場所にQlik SenseのSaaS機能を安全に拡張するハイブリッドサービス。ほかの分析ツールのように必ずしもQlikのクラウドにデータを移行する必要がなく、データの場所の要件に妥協せずにSaaSのコスト削減とパフォーマンスにおけるメリットを得られるという。
AWS、Google Cloud Platform、Microsoft Azureなどの主要プラットフォームを含む世界中のあらゆるクラウド環境、あるいはオンプレミスの仮想アプライアンスとして実行できるようにパッケージ化されており、Qlikの管理のもと、常に最新の機能が提供される。組織のネットワーク上およびファイアウォールの内側に配置でき、使用中のすべてのアプリケーション、データ接続およびデータファイルを「Fort」にローカルに保持し、あらゆるデータロケーションの要件に対応するという。
また、Qlik FortsはQlik Cloudに含まれており、すべてのユーザーと管理者は一貫性のあるUXでデータとインサイトにアクセス可能。世界各地にいる従業員全員が組織のタイムラインや独自のデータ要件に合わせて最新のクラウドアナリティクスを利用できるということだ。