シャノンの子会社であるジクウは10月28日、3DCGでバーチャル展示会を実現できるメタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」を、11月1日より提供開始することを発表した。
「ZIKU」は、3Dのバーチャル空間内を、従来の展示会のように来場者が自由に歩き回り、企業の説明員と音声で会話できるサービス。Webブラウザを使って利用できるため、特殊なアプリやソフトをインストールしなくても、展示会に気軽に参加可能。3Dのバーチャル空間はすでに用意されており、面倒なCG制作などは不要。
実際に展示会場にいるかのように、アバターを利用して展示会場内を自由に歩くことができるため、来場者はストレスなく多くのブースを訪問することが可能。来場者を飽きさせず滞在時間や回遊率の向上が期待できるとしている。
場内では、出展社と来場者の双方からの音声による話しかけが可能。アバターがあるので、音声会話でも違和感なく話せるという。また、動画配信サービスと連携して、Web講演会や録画済ビデオの配信を、バーチャル展示会内の講演ホールにて実施できるということだ。
また、出展社マイページ、来場者の事前登録フォームや、来場者の行動履歴のダウンロードなど、展示会の開催準備から終了までを支援する多彩な機能を搭載。展示会への来場者数に加えて、各来場者の個別ブースへの訪問履歴やコンテンツへのア クセス履歴、閲覧履歴なども取得可能だという。
3Dバーチャル展示会場は、エントランス、ホール、ブースなどのデザインが用意され、準備のための工数やCG制作の費用を大幅に削減できるという。 出展ブースは外観4パターンと10色、内観3パターンが用意され、ブースのパターン選択、ロゴ、動画・資料と説明文のアップロード、説明員の配置を行うだけ構築可能だということだ。
料金は、ブース1コマが15万円、来場者1000人の枠ごとに20万円。