Hondaは4日、オンラインで四輪の新車販売を行うオンラインストア「Honda ON(ホンダオン)」をオープン、東京都内でのサービス開始を発表した。国内自動車メーカーでは初の試みとなるという。

今年4月に本田技研工業の100%子会社として設立したホンダセールスオペレーションジャパンが手掛けるストアのコンセプトは「お客様の期待を超える自動車購買UX」。スマートフォンに特化したUIを採用し、Honda製の新車の商談から見積り、買取者の査定、契約、自動車保険の手続きまでオンラインで対応できる。10月現在、契約は東京都内在住かつ、都内のHonda Carsに納車やメンテナンスで来店できる個人が対象で「N-BOX」、「FIT」、「FREED」、「VEZEL」4車種を販売する。

  • 「Honda ON」利用イメージ(同社資料より)

    「Honda ON」利用イメージ(同社資料より)

「Honda ON」(公式Webサイト)

「Honda ON」(公式Webサイト)

新たなサービスとして月額利用料を支払うことで購入できるサブスクリプションサービスも用意。料金にはカーナビゲーションなどの基本的オプション費用と自動車税、点検・車検・交換部品などのメンテナンス費用を含んでおり、期間途中の中途解約や乗り換え、買取にも対応している。サンプルプランとして、N-BOXで月額31,610円(2021年10月現在、5年契約/ボーナス払いなし)。オンラインでの車両の買取参考価格の提示や等級などに応じた自動車保険の見積りサービスもある。

ストア内には、リアルタイムの口コミ情報を集めたUGC(User Generated Content)コンテンツや365日(午前11時から午後8時)オペレーターに相談できるチャットも用意するなど、来店経験がなくハードルの高さを感じるGeneration Z世代にもアプローチできる設計だ。マイカー所有に伴う不安を払拭し、気軽にマイカーライフへと臨めるよう工夫されている。