ネットワールドは10月5日、クラウドの移行の技術支援をする新サービス「CloudPath Services」(以下 CloudPath)の提供を開始した。
「CloudPath」は、既存のオンプレミス環境の多様なデータ、アプリケーション、仮想マシン、ネットワーク、セキュリティなどを、 Microsoft Azure、Amazon Web Services(AWS)、またはオンプレミスとのハイブリッド環境への移行を支援するサービス。
クラウド移行の機運が高まる中、案件が増えインフラ関連をカバーするSEが不足しているケースが多く、また、ハイブリッド化するIT基盤の技術習得が追いつかないという課題も抱えている。そこで、「CloudPath」を提供することにより、ネットワールドが従来からオンプレミスで提供してきた製品・ソリューションの技術支援と同様に、クラウド環境への移行に関する技術的な課題についても、パートナー企業をバックアップする。
同サービスは、20以上のメーカー製品・サービスをクラウド上で構築、ワークショップ形式のトレーニング&コンサルティング、既存のオンプレミス環境をクラウドへ移行、システム引き渡し後のアフターサポートといったサービスメニューで構成される。
同社がオンプレミス環境で提供してきた技術サービスをクラウド環境でも提供するもので、各製品の技術エキスパートがAzure、 AWSの特性を踏まえて、クラウドへのリフト&シフトに付随する課題を解決し、効率的なインフラ構築を支援するという。
同社は、現在Azure、AWSの資格を持つ50人の技術者での支援体制を、年内中に100人規模に拡充し倍増させるという。また、クラウド型デスクトップサービス(Azure Virtual Desktop)については複数の顧客へ導入した知見を活かし、 「Citrix Cloud」や「Windows 365」への対応などを拡充していくとしている。
サービスの参考価格は、Azure移行計画サポートサービス Basic Design 共同検証ワークショップが50万円〜(成果物:アセスメント結果・見積もり・簡易構成図を含む「Azure 移行計画のご提案書」)。VMware Cloud on AWS 構築サービスが50万円、Horizon Cloud on Azure 構築サービスが50万円、Azure Virtual Desktop 構築サービスが65万円、Azure NetApp Files構築サービスが100万円。