ネットワールドは9月21日、仮想デスクトップ基盤(VDI)として、Citrix CloudとMicrosoft Azure Virtual Desktop(以下、AVD)を組み合わせた「Citrix Cloud with AVD」の販売を強化するとともに、同日より「VDI一括サポートサービス for Citrix Cloud with AVD」の提供を開始した。

  • Citrix Cloud with AVDの概要

    Citrix Cloud with AVDの概要

「VDI一括サポートサービス for Citrix Cloud with AVD」は、Citrix Cloud および Microsoft CSP/Azure を購入ユーザーに対し、両製品のオフサイトヘルプデスクサポートを提供し、障害時切り分けからメーカー問い合わせ代行までをサポートするサービス。同社のWebサポートシステム「TEC-World」からの利用し、24時間365日受付可能だという。

AVDは、Microsoftが提供するAzure上の仮想デスクトップ(VDI)をDaaS(Desktop as a Service)として提供するサービス。Citrix Cloudは、Citrix Virtual Apps and DesktopsをCitrixが管理するクラウド上からサービスとして提供するものだ。

「Citrix Cloud with AVD」では、AVDの仮想デスクトップへのセッションコントロールを担うコントロールプレーンの代わりにCitrix Cloudを使うことで、AVD 単体では実装できない細やかな環境設定や高度なセキュリティ機能が利用できるという。

また、通信プロトコルCitrix HDX(ICA)により狭帯域下での仮想デスクトップ利用時のパフォーマンスが向上し、3Dコンテンツ利用時やWeb会議時などのユーザーエクスペリエンスが向上するとしている。AVD単体ではクライアント端末からコントロールプレーンへの通信はインターネット経由で行われるが、Citrix Cloudを組み合わせることで閉域網接続も可能だということだ。

サポート対象製品は、Citrix Virtual Apps Service、Citrix Virtual Desktops Service、Citrix Virtual Apps and Desktops Service、Microsoft Azure Virtual Desktop。参考価格は、10インシデントで年額330,000円/年(税込)。