サイバートラストは9月9日、Linux OS「MIRACLE LINUX V7 SP5」に対応した高可用性クラスタリングソフト「MIRACLE CLUSTERPRO X 4.3」を発売した。また、シングルサーバーの可用性向上を実現する「MIRACLE LINUX V7 HA」最新版も同時に発売した。

MIRACLE CLUSTERPRO Xは、システムの障害を監視し、障害発生時には健全なサーバーに業務を引き継ぎ、高可用性を実現するNEC製のHAクラスタリングソフト「CLUSTERPRO X」と、サイバートラストの Linux OS「MIRACLE LINUX」を組み合わせたパッケージ製品。

今回発売した「MIRACLE CLUSTERPRO X 4.3」では、4月にリリースされた最新版「CLUSTERPRO X 4.3」と、Linux OS「MIRACLE LINUX V7 SP5」をバンドル。クラウド向けの機能強化し、遠隔クラスター構成などパブリックなネットワークを利用するミラーリング通信を暗号化することでセキュアに利用可能となった。

また、IaC(Infrastructure as Code)に対応した。オープンソースの構成管理ツールAnsibleへの対応とクラスター構築コマンド(clpcfset)の追加により、インストールから設定・運用後のクラスターの参照と操作をコードで実現可能となった。さらに、ユーザビリティを改善し、従来のCluster WebUIとリファレンスガイドの連携により、Cluster WebUIから迅速に異常発生時の対処方法を確認できるようになった。MIRACLE CLUSTERPRO Xの価格は、税別600,000円から。

なお、同時発売の「MIRACLE LINUX V7 HA」は、シングルサーバーの障害監視と自動復帰機能を備えた廉価HA製品。クラウド上のWebサーバーなどのエッジサービスの可用性向上をより安価に実現できる。価格は税別90,000円から(サポート別)。