米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT: United States Computer Emergency Readiness Team)は8月12日(米国時間)、「Mozilla Releases Security Updates for Thunderbird|CISA」において、Mozilla Thunderbirdに脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性がある。
脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。
脆弱性が存在するとされるプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Thunderbird 91よりも前のバージョン
脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。
- Thunderbird 91
脆弱性のいくつかは深刻度が重要(High)に分類されており注意が必要。米国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA: Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)は、ユーザおよび管理者に対して上記セキュリティ情報をチェックするとともに、必要に応じてアップデートを適用することを推奨している。
本稿執筆時点で、リリースチャンネルの最新バージョンはThunderbird 78.13.0。Thunderbird 91.0は「Thunderbird — Make Email Easier. — Thunderbird」から直接ダウンロードすることでインストール可能。78から91へのアップグレードは提供されていない。91以降のバージョンへのアップグレードは将来のバージョンで提供される見通し。