オムロングループのソフトウェア開発会社であるオムロンソフトウェアは8月4日、業界知見とITスキルを活用した「技術人財サービス」の提供を2021年4月から開始したと発表した。

  • 「技術人財サービス」のイメージ

同サービスは、業界知識とノウハウおよび高度な技術力を持つ人財を派遣する「ITエンジニア派遣サービス」と、デジタル化に有効なツールを提供しデータ活用を推進する「IT・DX請負サービス」の2つのプランから構成される。同社は同サービスによって、事業者のデジタル化施策を支援して、新サービスの早期実現や業務の効率化につなげる狙いだ。

昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大によって、事業者が抱える課題はますます複雑化している。テレワークの増加やユーザーニーズの多様化によって、事業運営におけるバリューチェーン全体における効率化が求められており、そうした課題に対してデジタルツールを活用して解決する動きが広がっているという。

しかしその一方で、国内のIT人財不足が深刻化しており、業界に精通したITスキルやノウハウを有する人財の獲得は困難となっている。こうした背景を受けて、同社は高度なIT人財を活用してデジタル化をけん引するために同サービスを開始したとのことだ。

同サービスでは、人財の配置が難しいデジタル化施策、IT企画立案といった上流工程をはじめとして、それらを進める上で必要なツールやシステムの開発、運営、保守に関するサービスを提供する。さらにはデータの分析および活用まで、包括的にサポートするとのことだ。

なお、派遣される技術人財は同社独自の育成プログラムを受講し、同社グループが持つ業界知識やノウハウとITスキルを保有しているという。幅広い業界および事業者のニーズに対応可能としている。