NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は7月19日、Webのリアルタイムコミュニケーション技術であるWebRTCを利用することで、1秒未満の低遅延ライブ配信を可能とするライブ配信プラットフォームサービス「Smart vLive」を、同日から提供開始することを発表した。
同サービスは、双方向通信と親和性の高いWebRTC Platform SkyWayを用いて、1秒未満という低遅延でスポーツや音楽イベントの大規模ライブ配信が可能な、5G時代に適応したライブ配信プラットフォーム。
高いリアルタイム性により他のさまざまなメディアと同期でき、双方向コミュニケーションでも違和感のないレスポンスを実現するという。
エンターテインメントやスポーツイベントなどにおいて、イベント会場とオンライン参加者、あるいはオンライン参加者同士が同じタイミングで同じコンテンツを体験でき、グループビューイングやSNSなど他のネットメディアと連携したやりとりもスムーズに行うことが可能だという。
複数のカメラアングルの映像を同時に視聴しても、ほぼ同期された映像として視聴することが可能で、オンライン視聴者が好みの視点を選択して楽しめるマルチアングルをライブ配信で提供できるということだ。
さらに、主会場からサテライト会場に配信するパブリックビューイングなどにおいてリモート応援などと連携することで、会場間で双方向性がある新たなライブ視聴体験を実現できるとしている。
同サービスは、エンターテイメント、スポーツ、エンタープライズをはじめとしたライブ配信ニーズのある業界向けに提供され、利用料金は定額最低基本額が月額税込55,000円〜、初期費用55,000円、同時視聴端末数加算額17,600円(追加100同時視聴端末ごと)、配信容量加算額50円(1GBごと)。
なお、同サービスの視聴用アプリケーションにSNS連携やマルチアングル視聴などの機能を加え、音楽イベントのライブ配信用にカスタマイズしたソリューション「Smart vLive for Music」を、サンボマスターのライブ「サンボマスター 真 感謝祭 ~ホール&レスポンス~」のライブ配信基盤として提供する予定となっている。