TIOBE Softwareから、2021年7月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2021年7月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 C 11.62%
2 Java 11.17%
3 Python 10.95%
4 C++ 8.01%
5 C# 4.83%
6 Visual Basic 4.50%
7 JavaScript 2.71%
8 PHP 2.58%
9 Assembly language 2.40%
10 SQL 1.53%
11 Classic Visual Basic 1.39%
12 R 1.32%
13 Go 1.17%
14 Fortran 1.12%
15 Groovy 1.09%
16 Swift 1.07%
17 Ruby 0.95%
18 Perl 0.90%
19 MATLAB 0.88%
20 Delphi/Object Pascal 0.85%
  • 7月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    7月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 7月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    7月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

2021年7月は、上位3つのプログラミング言語がほぼ横ばいに近いポジションに並ぶ結果となった。順位は1位C、2位Java、3位Pythonとなったが、1位と3位の差は0.67%しかない。これまでの言語人気の推移を考えると、今後数カ月間は上位3つのプログラミング言語の順位が入れ替わる時期が続くのではないかと考えられる。

TIOBE Softwareは発表の中で、データマイニングや人工知能の分野で市場をリードしているPythonが1位になる可能性が最も高いのではないかと予測している。それ以外の動向としてはGo、Rust、TypeScript、Haskellが順位を上げた点にも言及している。