電通、電通国際情報サービス(ISID)、電通デジタルの3社は6月24日、マーケティングシステムに特化した課題の抽出とソリューションを提示する「DX診断 for システム」のサービス提供を開始した。
電通と電通デジタルは2020年9月、企業のマーケティングにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)にまつわる課題について、顧客体験、システム、データ・人材、組織・業務の4領域で可視化するサービス「Dentsu Digital Transformation診断」の提供を開始した。
今回、システムインテグレーション領域で日本の金融機関や製造・流通業など約2500社のシステム課題を解決してきた実績とノウハウを持つISIDを新たにチームに加え、新サービスの開発に至った。
「DX診断 for システム」は、診断結果からマーケティングシステム構成の現状課題(As-Is)を抽出した上で、理想の顧客体験を基にしたあるべきマーケティングシステムの構成設計(To-Be)と、その実現に向けた具体的なマーケティングシステムの導入・改善ステップまで提案を行う。
また、システム構築に必要となる要素を幅広く展開し、実効性のある6種類のアウトプットでプロジェクト計画や要件定義に移行できるとしている。なお、2時間×4セットの短期完結型有償サービス(2カ月程度)で実行できる。
Dentsu Digital Transformation診断を起点とするDXサービス拡充に関しては、顕在化した他の課題解決に向けたサービス開発も新たに進めており、今後リリースしていく予定だ。