ある研究者がiPhoneのWi-Fi接続に奇妙なバグを発見した。Twitterでバグを発表したあとに話題が広がり、多くのユーザーがそのバグを確認している。研究者は2021年6月20日(現地時間)、「Quick Analysis for the SSID Format String Bug・CodeColorist」においてその詳細を発表した。
研究者が発見したバグは、SSIDが「%p%s%s%s%s%n」という名前のWi-Fiに接続すると、iPhoneのWi-Fi機能が無効になるというもの。再起動しても機能しないままとされている。ただし、Wi-Fiが利用できなくなっても、「設定」→「一般」→「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」でネットワークの設定をリセットすることで、Wi-Fiは利用できるようになるという報告も複数見られている。
今のところ、この不具合は脆弱性としてはそれほど深刻なものではないと考えられている。本稿執筆時点で、Appleからこのn挙動に関する発表は行われていない。今後のアップデートなどで修正対象として処理されることになるのではないかとみられる。