NTT東日本は6月18日、新宿EAST推進協議会の協力のもと、新宿駅東口エリアにおいて、AIとカメラを利用した新型コロナウイルス対策・防犯対策の実証を行っていると発表した。実証期間は2021年3月15日~2022年3月31日(予定)。

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実証実験では、新宿駅東口エリアに19台のカメラを設置し、同社が開発中の映像AI解析サービスでカメラ映像をリアルタイム解析することで、AIによるフィジカルディスタンスの状況把握とマスク装着有無の検知等を行う。さらに密集等を検知した場合には、スピーカーで注意喚起するとともに、属性・人流分析による来街者の状況を把握することで、各種対策の効果を可視化していくという。

また、暴力行為・盗撮・不審物の放置・千鳥足・転倒等をAIにて検知することで、防犯対策としての有効性を検証するとともに、その他の防犯対策との連携等を共同で検討していくという。

両者は今後、「誰でもどこでも楽しめる」新宿東口エリアの実現に向け、XRの活用・e-Sportsを楽しめる環境整備・スマートフォン等によるナビゲーションなど、AIやICTを活用した新宿東口エリアのさらなる賑わいに向け、協力して検討・実証を進めていくという。