電通は6月7日、インターネットに接続された家電製品のデータ(IoT家電データ)を活用し、統合マーケティングを行うソリューション「domus optima(ドムス・オプティマ)」のβ版の提供を開始すると発表した。

  • domus optimaのサービスロゴ

β版のソリューション第1弾として、約40万台のIoT家電データ(エアコン・空気清浄機・オーブンレンジ・自動調理鍋・洗濯機)の、利用時間や利用方法などから生活者の潜在的な需要を推定する。インサイトの発見・分析の上、広告配信と効果検証が可能になる。

IoT家電データは、利用している日時、使用されている機能などが含まれており、シャープからの提供により、データの利用許諾を得てユーザーの同意の範囲で活用するとしている。また同ソリューションは、テレビ機器のデータを活用した「STADIA」と連携したマーケティングソリューションとして開発されており、テレビ視聴データやスマートフォンの位置情報データなどとの連携が可能。

  • 「domus optima」(β版)が実現する顧客体験例

今後、例えば、季節の食材を使った料理特集がテレビ放送されているタイミングに合わせ番組を視聴し、レンジを使っている人に対し、レンジで調理できる料理のレシピについてスマートフォンや家電を通じて通知するといったことなどを実現させていくとしている。