住友電気工業は1日、光ファイバ用コネクタ「AirEB」の開発を発表した。

AirEBの外観(同社資料より)

AirEBの外観(同社資料より)

データセンター内で通信の動脈とも言える光ファイバのコネクタは、接続端面に付着する異物を取り除く清掃に作業時間がかかる。同社が開発した「AirEB」は、コネクタ先端に特殊なレンズで光路を拡大、ホコリなどの異物付着による光損失を軽減。独自の構造を採用し、組み立て作業や在庫管理などデータセンター内での光配線作業にかかる時間やコスト軽減を図るものだ。
光路を拡大するイメージ(同社資料より)

光路を拡大するイメージ(同社資料より)

データトラフィックの増加による国内のデータセンターの新設や刷新に触れ、光配線の新規配線やメンテナンスの課題解決を目指して開発したと同社は述べている。